草履・下駄の鼻緒について

新品の草履や下駄を履く時、心躍るものです。
ですが、家に戻ると親指と人差し指の間に「鼻緒ずれ」をおこしていた事はございませんか?
そうなる前の予防法がいくつかありますのでご紹介致しますね

1.鼻緒と接する部分にバンドエイドなどを貼る
そうしますと、鼻緒と皮膚が直接接しないので鼻緒ずれしにくくなります
この方法は通常の靴でも有効です。靴の場合は靴ずれしそうなところに貼ります

2.鼻緒を緩める・・・その1
鼻緒がキツイ場合は、あらかじめタオルなど柔らかい布で鼻緒を挟むように
人指し指と中指で引っ掛け斜め上へ引っ張ります
引っ張り過ぎると鼻緒がユルユルになるので少しずつがいいかもしれません




3.鼻緒を緩める・・・その2
鼻緒が余りにキツイ場合は、根本的に直してしまいましょう
裏を見るとこんな箇所(青丸)↓があると思います



↑ここの金具の部分をペンチで外して下さい
ほとんどの場合はホッチキスの歯の様なもので留めてありますので
垂直に引っ張れば取れると思います




上記の様に紐が見えると思いますので、足に合うように適度に緩めます
※あまり緩めすぎると履いてる時にすっぽ抜けますのでご注意下さい

↓最後に金具を留めて終了です




4.下駄を買う時に鼻緒の素材で選ぶ
数年程前から下駄の鼻緒にタオル生地を使用した物が出てきました
通常の物と比べて硬さが全く異なりますので履きなれてない方には足に優しいです
浴衣用に出てますので時季になると近くの呉服屋さんで見ることができるでしょう
↓ちなみこの様なものです


これでお気に入りの履物で思いっきり履いてお出かけ下さい♪